生成AIを悪用する新ウイルス「LAMEHUG」が発見される
生成AIを悪用して情報を盗み出す、新たなコンピューターウイルス「LAMEHUG」が海外で確認されました。セキュリティ専門家は、日本がサイバー攻撃の標的になる可能性があるとして注意を呼びかけています。
生成AI悪用の新ウイルス確認 日本へのサイバー攻撃に警戒 | NHK
情報を盗み出すよう生成AIに指示してプログラムを生成させる新たな手口のコンピューターウイルスが海外で確認されたとして、セキュリティー会社が、日本へのサイバー攻撃に使われるおそれがあるとして注意を呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250813/k10014893211000.html
このウイルスは、メールの添付ファイルなどを通じて感染します。感染後、ウイルスは生成AIに対して「情報を収集し、指定されたウェブサイトに送信するプログラム」を作成するよう指示し、そのプログラムを実行して情報を盗み出します。
ウイルス本体には直接的な攻撃コードが含まれていないため、従来のウイルス対策ソフトでは検知が難しいという特徴があります。
この手口は、7月にウクライナの政府機関を狙った攻撃で初めて確認されました。関与が疑われるロシア系のハッカー集団は、過去に日本を攻撃対象としたこともあるため、国内でも警戒が強まっています。
AIが進化するにつれて、それを悪用した攻撃もますます巧妙になっていますね。ウイルス対策ソフトをすり抜けるような手法が出てくると、私たち自身が不審なファイルを開かないといった基本的な対策を徹底することが、より一層重要になります。